ようこそ、ま心へ
カンボジアの子供達に対して、物資の提供および自立教育支援を行い、カンボジアの子供達が将来的に京都の学校に留学し、京都の生活や文化を学び、または職業訓練にて日本の技術を学ぶと共に、生命力漲るカンボジアの子供達と学力が低迷する日本の子供達が交流する事で互いに高め合い、将来に相乗の効果を与え、京都とカンボジアの国際交流の増進に寄与することを目的としています。
カンボジアの歴史と今の現状は?
世界遺産アンコール・ワットがあるカンボジア。
近年は経済成長が続いており、町や人々の様子も年々少しずつ活気づいてきています。カンボジアでは1970年代からおよそ20年にわたって内戦が続きました。1975年、共産主義を掲げたポル・ポトは、教育は資本主義を教え込む元凶と捉え、それまであった学校を次々に破壊し、教材や本を焼却し、教育を行う教師、知識のある者は資本主義を生み出す敵として捕らえ、虐殺。学校、教材だけでなく、教師も失ったことにより、カンボジアの教育基盤は完全に崩壊してしまいました。
1993年に新生カンボジア王国が誕生しましたが、多くの難民を出し、現在も再建途上にあるカンボジアの経済はアジアの中でも最貧国とされ、各国からの援助によって成り立っているのが現状です。 ストリートチルドレンや児童労働、人身売買など貧困の連鎖による子どもたちを取り巻く環境はなかなか改善されていません。 内戦後、農業主体のカンボジアですが、自給自足で現金収入が少なく、また大人が極端に少ない為、子供たちの労働力が欠かせないものになっています。子供たちは、家業の手伝いや文房具などの日々学校で支払うお金がない為に、とても学校に通い難い環境にあります。
ま心がカンボジアの子供達にしたい事とは?
一言で言うと『自立教育支援』です。
ただ単に勉強するんじゃなくて、目標や夢を持って勉強ができる環境を作る。 カンボジアの小学校や孤児院に数回尋ねて思った事が、夢の選択肢や具体的な目標が少ない。
『日本人と働きたい!』
『会社の社長になりたい!』
まだまだ勉強できる環境は整っていないものの子供達は頑張って勉強をしようとしている。でも子供達が自分達に語ってくれる夢はありきたりでリアリティーのないもの。
『この違和感みたいなものって何だろう?』
これが自分たち『ま心』としての活動の始まり。
かつては文房具や洋服なんかを日本から持って行き、子供達と一緒に遊んだりしてその屈託のない笑顔に癒され、それがカンボジアの子供達の為になっていると思っていた。でもそれはただの自己満足で何も変わってない事に気付く。だから改めて支援やボランティアについて考えてみる。
『ま心』は未来のカンボジアを背負って立つ子供達に目標を持って勉強してもらいたい。子どもたちの目標や夢に近づける未来をサポートしていきたい。
それが私たちの活動目的です。